ボタン
■ActiveXコントロール、フォームコントロール
ActivieXコントロール、フォームコントロールは ボタンやラジオボタン、チェックボックス等の GUIパーツをExcelに追加することができるメニュー項目です。 ※Excel2003以前はコントロールツールボックスと呼ばれていました。 ●表示方法(Excel2007以降) フォームコントロールは「開発タブ」の「挿入」で表示されます。 この「開発タブ」は表示されていないことがありますので、 以下の方法で表示を行ってください。 ①.オプションの選択 メニューのファイルタブを選択して、ファイルメニュー内のオプションを選び、 オプションウィンドウを表示させます。②.リボンユーザーの設定 オプションウィンドウ => メニュー => リボンユーザー設定の中にある 「開発」のチェックボックスにチェックを入れます。
③.挿入選択 開発タブがメニューに追加されるので選択して メニュー内にある挿入を選ぶとフォームコントロール、 ActiveXコントロールが表示されます
●表示方法(Excel2003まで) 上段メニュー「表示」=>「ツールバー」=>「コントロールツールボックス」を 選択することでツールボックスが表示されます。 ●フォームコントロールとActiveXコントロール フォームコントロールとActiveXコントロールでは同じようなGUIがあります。 それらのGUIを選択してExcelのシートに配置が可能です。 ・フォームコントロールの特性 フォームコントロールは配置したGUIに対して 手軽にマクロの登録ができることです。 ただし、細かい処理や設定などは行うことができません。 ・ActiveXコントロールの特性 ActiveXコントロールは配置したGUIの処理などは VBAでしっかりと行う必要がありますが、 各GUIのイベントや設定に関して細かい処理を実装できます。 ActiveXが推奨されているのでボタン設定の流れはActiveXコントロールで行います。
■ボタン
ボタンの設定はActiveXコントロールで配置を行います。 ボタンアイコン選択後にシートをクリックすることで シートにボタンが作成されます。●デザインモード デザインモードとは設置したGUIの編集を行えるモードで、 GUIの位置の移動やサイズの変更を行えます。 このモードがONになっている間はボタンをクリックしたり、 チェックボックスをクリックしてもプロシージャは動作しません。 ・デザインモードの切り替え デザインモードの切り替えは開発タブ内やVBAエディタにある 「デザインモードボタン」をクリックすることで切り替わります。 ●ボタンの編集 ボタンを作成すると作成したシートにボタンが追加されています。 プロパティシートに「Command Button」が追加されているので確認して下さい。 ※デザインモードがONになっていないと表示されないので、注意して下さい。
①.オブジェクト名変更: オブジェクト名はこの後に説明するボタンクリック時のプロシージャの 名前に影響しますので、最初に変更します。 ②.ボタンの文字変更: シートのボタンで表示している名前の変更はプロパティシートの 「Caption」で行うことができます。 ③.クリック時のプロシージャ: ボタンクリック時に動作するプロシージャを作成します。 このプロシージャの書式は以下の通りです。 書式: Private Sub オブジェクト名_Click() End Sub オブジェクト名の部分が「OutPut」なら「OutPut_Click」 「CommandButton」なら「CommandButton_Click」となります。 このプロシージャ内に処理を記述することでボタンをクリックした際の 挙動の実装を行うことができます。 例: Private Sub TestButton_Click() MsgBox "ボタン押された" End Sub
②.リボンユーザーの設定
オプションウィンドウ => メニュー => リボンユーザー設定の中にある
「開発」のチェックボックスにチェックを入れます。
③.挿入選択
開発タブがメニューに追加されるので選択して
メニュー内にある挿入を選ぶとフォームコントロール、
ActiveXコントロールが表示されます
●表示方法(Excel2003まで)
上段メニュー「表示」=>「ツールバー」=>「コントロールツールボックス」を
選択することでツールボックスが表示されます。
●フォームコントロールとActiveXコントロール
フォームコントロールとActiveXコントロールでは同じようなGUIがあります。
それらのGUIを選択してExcelのシートに配置が可能です。
・フォームコントロールの特性
フォームコントロールは配置したGUIに対して
手軽にマクロの登録ができることです。
ただし、細かい処理や設定などは行うことができません。
・ActiveXコントロールの特性
ActiveXコントロールは配置したGUIの処理などは
VBAでしっかりと行う必要がありますが、
各GUIのイベントや設定に関して細かい処理を実装できます。
ActiveXが推奨されているのでボタン設定の流れはActiveXコントロールで行います。
●デザインモード
デザインモードとは設置したGUIの編集を行えるモードで、
GUIの位置の移動やサイズの変更を行えます。
このモードがONになっている間はボタンをクリックしたり、
チェックボックスをクリックしてもプロシージャは動作しません。
・デザインモードの切り替え
デザインモードの切り替えは開発タブ内やVBAエディタにある
「デザインモードボタン」をクリックすることで切り替わります。
●ボタンの編集
ボタンを作成すると作成したシートにボタンが追加されています。
プロパティシートに「Command Button」が追加されているので確認して下さい。
※デザインモードがONになっていないと表示されないので、注意して下さい。
①.オブジェクト名変更:
オブジェクト名はこの後に説明するボタンクリック時のプロシージャの
名前に影響しますので、最初に変更します。
②.ボタンの文字変更:
シートのボタンで表示している名前の変更はプロパティシートの
「Caption」で行うことができます。
③.クリック時のプロシージャ:
ボタンクリック時に動作するプロシージャを作成します。
このプロシージャの書式は以下の通りです。
書式:
Private Sub オブジェクト名_Click()
End Sub
オブジェクト名の部分が「OutPut」なら「OutPut_Click」
「CommandButton」なら「CommandButton_Click」となります。
このプロシージャ内に処理を記述することでボタンをクリックした際の
挙動の実装を行うことができます。
例:
Private Sub TestButton_Click()
MsgBox "ボタン押された"
End Sub
